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【ペルソナ5 Royal】レビュー!JRPGの到達点と呼ばれる高評価ゲームの忖度なしレビュー

Persona5 Royal レビュー
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あるふ

レトロから最新ゲーム、PCゲームが好きなSE。データ分析を行いながら、ゲームのレビュー記事を忖度のない視点から行います。好きなジャンルはRPG。

今回は、確固たる人気を誇っているATLUSからリリースされている、ペルソナ5 Royal(以下、ペルソナ5R)のレビューをしたいと思います。

数多あるRPGレビューコンテンツの中で、必ずと言ってよいほどオススメされるペルソナシリーズの最新作ペルソナ5R。なぜ多くのRPGプレイヤーを魅了し続けているのか。なぜ楽しいと言われるのか。そして、果たしていまいちと評価される部分はあるのか。

1,414件の口コミと実際にプレイした筆者の感想を含めてレビューしていきます。

また、筆者である僕はATLUS信者ではないため、盲目におすすめをするYouTubeやゲームレビューサイトのレビュアーとは異なりますので、その点についても事前にお伝えし「あくまで一般的なゲーマーがプレイしたレビュー」ということを念頭に置いて読んでいただければ幸いです。

筆者の特徴

  • ATLUS作品の絵が苦手だった
  • RPGはFINAL FANTASYが至高と思っていたタイプ
  • RPGはターン制が最も楽しいと思っているタイプ
  • 非ATLUS信者
  • Pythonを中心としたエンジニア

ペルソナ5Rの感想

Persona5 Royal の筆者レビュー

ATLUS作品の作画が苦手で、RPGのおすすめ動画でも軒並み高評価にもかかわらず嫌煙し続けてきた僕が、苦手意識をとっぱらいペルソナ5Rをプレイしてみた感想を最初に書いていこうと思います。

ペルソナ5Rをプレイしてみて

まず、ペルソナ5R含めて、ATLUS作品のゲームをプレイする前の印象は「なんか絵が苦手」でした。恐らく僕に限らず、ATLUS作品のペルソナシリーズや真・女神転生シリーズのゲームをプレイしていない人は絵が苦手でプレイすることを躊躇している人が多いのではないかなと思います。

しかし、この作画への抵抗感を貫いてでも評価されているのであれば、評価されているだけの理由があると思い実際にプレイしてみましたが、いままでなぜプレイしてこなかったのかと後悔したほど面白いゲームでした。

あと、「学園ものが好き」「青春をもう一度体験できる」というレビューもありますが、「学生ライフ・青春をゲーム内で謳歌できる」というのはとても短絡的な要素であり、これが全てではありません。学園ものというと、ゲームではラブプラスやラブライブ、ギャルゲーの類をイメージされる方もいると思いますが、似ても似つかないゲーム性になっているので会話系シミュレーションゲームでもないということを強くここに書いておこうと思います。

また、オシャレとしても名高いペルソナシリーズですが、オシャレ部分を強く評価している人も居ます。しかし、オシャレが評価されているだけのゲームでもないということを併せてお伝えしておきます。

ペルソナ5Rのクリアプレイ時間

ペルソナ5Rのストーリーをクリアするまでに要した時間は25時間でした。

最近のRPGゲーム標準くらいのプレイ時間となっているのかなという印象です。ただ、やり込みを行わずストレートにクリアしたプレイ時間となっており、2周目にやり込みを含めてプレイすると恐らく50~60時間くらいは必要になるのではないかと思います。

ただ、この時間はペルソナのフルコンプリートは除外しての想定なので、フルコンプリートまで目指し全ペルソナのレベルを上限まで上げきることを考えると100時間は越えてくるのではないかなと予想しています。ちなみに、やりこむ価値は充分にあるゲームだと個人的には思っております。

ペルソナ5Rのストーリーについて

ペルソナ5Rのストーリーは、怪盗である主人公がカジノから脱出するところから始まります。そして、とある理由から主人公が身を寄せることになる喫茶店から日々のストーリーが展開されていき、なぜ主人公は身を寄せる必要性があったのか。なぜ、怪盗になる必要性があったのか。そんな謎が日を追うごとに明らかになっていく。そんなストーリーとなっています。

また、ストーリーの根幹となる「怪盗」ですが、盗むものは金銭でも宝でも芸術品でもありません。それでは、何を盗むのかという部分も気になる部分だと思いますが、この盗む対象が物語の超重要事項になっており、ペルソナ5Rの面白さの根幹だったりもします。

怪盗であり、探偵のような立ち回りもしながら、ペルソナ5Rの世の中で働かれている悪事を解決していくストーリーが終始楽しく、ここまでストーリー構成が整っていて次の展開がワクワクするRPGゲームは人生の中でも数少なかったと確信が持てるゲームでした。

ATLUS作品を始めて触る人にとって、最適且つ最高のゲームになりえると自信をもってお伝えしたいですね。

ペルソナ5Rの戦闘について

ペルソナ5Rの戦闘はターン制+1MOREシステムを採用しています。ターン制と言えば、FINAL FANTASYやドラクエをイメージしていただければ分かりやすいと思いますが、「1MORE」の部分は聞きなじみが無いと思います。

この、1MOREとは「敵の弱点属性を突いた攻撃をしたりクリティカルが発動すると、再度行動することができる」システムになります。

また、弱点を突くことによって敵がノックダウンするのですが、敵を全員ノックダウンすると総攻撃による大ダメージを与えることができ、自分が弱点属性を持っていなかったとしても弱点を持っている味方にバトンタッチして弱点攻撃を行う柔軟なバトルが可能となっています。

そして、タイトルにもあるように「ペルソナ」と呼ばれる、いわゆる召喚獣のような味方と共に戦闘を行うことになります。味方には固有のペルソナが相方として従えていて、主人公は複数のペルソナを従えることができ、ペルソナを合成することで強さを底上げしていきます。このペルソナの強さが戦闘に大きく影響し、ペルソナを育てていくこともペルソナ5Rの戦闘を楽しむ要素の1つです。

「ターン制+1MORE+ペルソナの組み合わせ」この3つが根幹となり、戦略を考えるのが楽しくもあり、やりがいのあるところとなっています。ペルソナを強化しまくるとバトルで無双できたりもします。

ペルソナ5Rのちょっと違和感を覚えたところ

ペルソナ5Rをプレイしていて違和感を覚えたところについては、一番最初の印象として作画が気になるという部分以外は違和感はありませんでした。これ自分でも驚きなのですが、ペルソナ5Rをプレイする時間が経過したら経過しただけ作画に対しての違和感は薄れていき、最終的には完全に慣れていました。何なら好きな部類の絵にまで変貌しました。

レビュー記事を書いている者としてあるまじき内容だと思うのですが、ペルソナ5Rを始めてからクリアするまで、違和感を覚えるところは本当にありませんでした。強いて言えば、ペルソナを合成する場所があるのですが、その場所の音楽が最初聞いたときに怪しげでちょっと怖い感じの印象を抱いたところくらいです。

以前書いた、Clair Obscur: Expedition 33ですらイマイチなポイントがすぐに思い浮かんだのに、ペルソナ5Rはそのような点が思い浮かばなかったので、相当完成されているゲームなんだなという印象があります。

ペルソナ5Rの世間的な評価とデータ分析結果

ペルソナ5Rの世間的な評価とデータ分析結果

それでは、実際に世間的な評価をYouTubeなどから取得した1,414件のデータからチェックしていきましょう。

データから見るペルソナ5Rの評価割合

ペルソナ5R 賛否グラフ

ペルソナ5Rのレビュー記事を書くまでに、FF7 REMAKE・FF7 REBIRTH・Clair Obscur: Expedition 33のレビューを書いてきましたが、こんな驚異的なグラフではありませんでした。

ペルソナ5Rの評価割合

  • 高評価:44%
  • 中立:39.2%
  • 低評価:16.8%

3つとも高評価と中立が50%前後。低評価が50%前後だったのですが、ペルソナ5Rは高評価と低評価併せて83%弱。

これは驚異的な数字で、感情のデータ分析を行ってグラフが出力された瞬間評価の良さに驚きました。

ペルソナ5Rの低評価意見

低評価としては以下の意見がありました。

社会人には厳しい「膨大すぎるボリューム」と冗長さ

同じく、評価がいいのではじめて見たけど、1日1時間ぐらいしかない余暇を、ほとんど進展しないゲームに割くのは苦痛になってきた。学生時代とかだと、評価が変わるもしれんが、、、、

先にペルソナ5Rのクリア時間をお伝えしましたが、25時間でした。筆者である僕自身も社会人でありますが、集中してプレイしたら1週間ほどでクリアすることが可能なボリューム感です。しかし、仕事が終わった後の猶予がある時間は人それぞれ異なってくるので、生活環境によっては長いと感じてしまうこともあるのかもしれませんね。

ちなみに、僕の場合は基本的な睡眠時間が4-5時間で、入浴+食事で1時間の消化。残り時間6時間ほど余裕な時間があるので、その時間を全投入して集中してプレイしていました。ゲーム全体でいうとボリュームが多い方ではないと感じており、逆にクリア後に25時間しかやっていないことに僕は驚いたほどです。


「日数制限」と「三学期解放条件」による強迫観念

常に日数制限があり、パレスからのたった一回の退却がイベント失敗や絆上昇機会の損失に直結する”かもしれない”から、一度入ったら行けるところまで一気に進めないといけないという強迫観念。メメントスも複数イベントをまとめて効率的に進めないと日数を無駄にする”かもしれない”、という強迫観念。この辺りが精神的に疲れた要因ではと感じています。

ペルソナシリーズの大きな特徴として、1日1日がカレンダーの様に捲れていき、リアルな時間経過を数字で体感する仕組みとなっているのですが、これを制限と感じてしまう人は確かにいるかもしれないですね。普通にプレイする分には特別気にしなくても良いのですが、トロコンを目指したりするタイプの場合は「〇月〇日から〇月〇日までの間に〇〇をしなければいけない」と攻略サイトに書いているので、その点が窮屈に感じてしまう人も居そうです。

また、ペルソナ5Rで三学期が解放されるということだったようなのですが、僕はこの三学期を体験していませんでした(レビュー記事を書いていて三学期の存在に気が付いた)。ペルソナ5Rとなった追加要素ではあるので、体験しなくてもストーリー上問題ないものですが、せっかくなら三学期のシナリオも見ておきたいですよね(2周目をプレイする理由が出来ました...((笑))。


「完全版商法」への不信感と価格設定

改めて前作持っててこれで9000円で買わされたって考えると4.5000円のDLCとかで良かったのでは?って思いますね〜。比べるのもどうかと思うけどモンハンとかg級とか加えて無料dlc出し続けてるけど9000円もしなかったし。

ペルソナシリーズに限らず完全商法については、やっぱり言及されるみたいですね。僕の場合はペルソナ5Rが発売されてから数年たってから購入しているので、選択肢がペルソナ5Rのみでしたが、新作としてリリースされた直後に購入している人にとってはやはり解せないという感想を抱いてしまうのは仕方がないことなのかなと思います。

僕も今後ペルソナシリーズの新作が発売されるタイミングでは、発売日に購入していくことを固く決めていますが、この完全商法スタンスについては覚悟して購入予定です。完全版が出るか出ないかは正直発売して間もないころには分からないですが、完全版を購入しなくてもメインとなるストーリーは完全版のものじゃなくても楽しさは味わえると思うので、これに関しては選択の自由なのかなと思っています。

ペルソナ5Rの高評価・中立意見

高評価・中立意見としては以下のような意見がありました。

唯一無二の「オシャレ」なUIデザインとBGMの融合

Persona5のメニュー画面

P5はやっぱりオリジナリティなUI&UXが俊逸な点が最高。コマンドバトルなのに直感的コマンド入力と演出でアクションゲームをしている様な痛快さを感じれる。ここまで演出と操作性がリズミカルに作り込まれているし、それを盛り上げる音楽も最高。プレステ持っててP5やってないなんて実にもったいない。

正直このUIに関しては、ペルソナ5Rをやり始める前の印象は「見づらいUI」という印象でした。このコメントは恐らく前作のペルソナをプレイしている人なのかなという印象があるのですが、このUIに関しては盲目的に良しとするのはどうなのだろうと思うのが個人的な見解です。しかし、メニュー画面は何回も開く場所であり、作画同様に繰り返し見ていることで違和感を感じることが無くなっていきます。

何ならペルソナのメニュー画面やバトルUIに慣れると、直感的で分かりやすく、見やすいとすら感じるようになってくるので、ペルソナはそういった部分でも不思議な魅力を秘めているゲームだなと思っています。


若者の反逆を描いた「ピカレスクロマン」なストーリー

甘い汁を吸う一部の大人の下で皆変化を望まず言い知れぬマイナスな感情を押し殺して生きる息苦しい都会で、若者たちが反撃の狼煙を上げるのがアツくならない訳が無い。あと学校生活が主体で描かれてる訳ではないのと都会の描かれ方も所謂『嫌な都会』がちゃんと描かれてて良い。

凄く的を射た感想だなとこのコメントを見て思いました。「学校生活が主体で描かれてる訳ではない」という部分は、ペルソナシリーズをプレイする前の人が抱いている誤解を理解している人なんだなという印象です。まさにそうで、「学園ジュブナイル」とか言われて単語だけ見たら「学校生活シミュレーションゲームなのかな」と誤解をする人が多いと思いますが、全否定しても良いくらいそうではありません。ペルソナプレイ前の自分にも過去に戻れるなら言ってやりたいです。

また、ペルソナ5Rでは、他のRPGと同様に仲間がストーリーを進めていくごとに増えていくのですが、この仲間の人生背景なども妥協されることなくしっかりと描かれています。人間生きていれば一度は抱いたことがある感情が必ず表現されているといってよいほどで、キャラクターに対しての感情移入から現代風に表現するならば「推し」となるキャラクターが生まれるくらいには1人1人が好きになれる。または、嫌いになれるストーリー性もペルソナ5Rの魅力です。


他のゲームが物足りなくなるほどの「快適なバトルシステム」

Persona5のバトル画面

「システム面が快適すぎて他のコマンドRPGがモッサリに感じるんだよな…」

バトルシステムについては記事の前半でも書かせていただいていましたが、世界的に標準となっているRPGのコマンドバトルはSQUAREが手掛けていたFINAL FANTASYやエニックスのドラゴンクエストだと思います。そんな標準+αのシステムを導入しているのがペルソナ5Rで、UIに関してもシンプルな窓式のコマンドバトルではなく、各ボタンにアクションの役割が割り振られている斬新なコマンドバトルシステムとなっています。

この仕様を一度体感すると、「すべてのコマンドバトルがこのUI式になればとても快適になるのに」という感想を抱かざるを得ないほどには、快適なUIとなっています。もはやスクエニのFFやドラクエとそれ以外という評価は古く、同じ立ち位置に位置付けても不評は生まれないのではないかと感じてしまうほどです。

ペルソナ5Rの高評価が多いのには確固たる理由があった

ペルソナ5Rの総評

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。ペルソナ5RはYouTubeで多数のYouTuberが称賛していたRPGである反面、高評価され過ぎていて信者的な高評価を得ているゲームなのではないかと不安を持っていたのですが、新参でプレイした僕でも十分楽しめることができたゲームでした。

作画やUI、バトルシステムなど、他のゲームと異なる要素がビジュアル上では多いですが、この差が新しい刺激となりRPG好きの僕としては良い体験となりました。

自分が今まで慣れ親しんできたRPGの形に、新しい引き出しを増やしてくれたペルソナ5Rなので、この記事を読んで少しでも興味を持ってプレイしてくれる人が増えたら嬉しい限りです。

ペルソナ5Rに興味を持たれた方へ

ペルソナ5Rが対応しているプラットフォームは、PlayStation4、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Switch、PC (Steam/Epic Games Store)となっています。もし、PS4を所有していて現在PS5を購入するか検討している場合は、2026年4月2日からの値上げの影響によりデジタル版+ディスクドライブの組み合わせで購入することをおすすめします。(値上げが無ければディスクドライブ搭載版がおすすめだったんですけどね...。)

なぜ、デジタル版+ディスクドライブと「ゲームタイトル」パッケージ版がおすすめかというと、ゲームを購入するときの費用を抑えることができるからです。

例えば、人気作だった場合はデジタル版でも値下げされることはほぼなく、だいたい定価でPS Storeから購入できる状態になっています。しかし、パッケージ版については、デジタルエディションを購入するよりも安い金額でソフトを購入することが可能です。個人的には同じもので安く買えるのであれば費用は安く抑えたい派なので、より安価でより良い名作を数多くプレイするためにも、この組み合わせが最強だと思っています。

将来的に出てくるゲームもディスク版のほうが、デジタルエディションよりも安く買えますし、長期的に見て安上がりなのは間違いないです。また、昔さながらの「ゲームソフトを購入して、ソフトがどんどん増えていく楽しみを再度体感できる」というのも、個人的には懐かしい気持ちになりつつ、コレクションの一つとして楽しめるという側面もあるのもおすすめポイントですね。

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レトロから最新ゲーム、PCゲームが好きなSE。データ分析を行いながら、ゲームのレビュー記事を忖度のない視点から行います。好きなジャンルはRPG。

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