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【真・女神転生V Vengence】レビュー!ペルソナとの違いや1,058件の意見から面白さを分析

真・女神転生V Vengenceレビュー
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あるふ

レトロから最新ゲーム、PCゲームが好きなSE。データ分析を行いながら、ゲームのレビュー記事を忖度のない視点から行います。好きなジャンルはRPG。

こんにちは、あるふです。

今回は真・女神転生V Vengenceのレビューを書いてみたいと思います。真・女神転生はATLUSのペルソナと同様に手堅くファンが定着しているゲームです。しかし、ペルソナシリーズと比べて、よりダークでより癖のある作画となっているゲームで好き嫌いに違いが生まれるゲームでもあります。

ペルソナはやったことがあるけど、真・女神転生はやったことがないという方も多いと思うので、本記事では真・女神転生が人気である理由と実際にプレイしてみた感想を書いていきます。

併せて、1,058件の真・女神転生V Vengenceをリアルにプレイした人たちの意見をもとに解説、紹介していきます。

筆者の特徴

RPGはFINAL FANTASYが至高と思っていたタイプ
ATLUSにはペルソナ5から入った人
真・女神転生シリーズは初プレイ
Pythonを中心としたエンジニア

真・女神転生V Vengenceの感想

それでは、実際に真・女神転生V Vengenceをプレイしてみた感想を書いていこうと思います。

目次構成

  1. 真・女神転生V Vengenceのプレイ時間
  2. 真・女神転生V Vengenceをプレイしてみて
  3. 真・女神転生V Vengenceの戦闘について
  4. 真・女神転生V Vengenceのストーリーについて
  5. 真・女神転生V Vengenceのちょっと違和感を覚えたところ

真・女神転生V Vengenceのプレイ時間

真・女神転生V Vengence プレイタイム

クリアまでの時間は43時間前後でした。実際には、真・女神転生V Vengenceは真・女神転生Vと拡張のVengenceが追加されたパッケージになっているので、真・女神転生Vは30時間ほど。Vengenceは10時間ほどとなっていて、Vengenceの方は真・女神転生Vのクリア時点の状態を引き継ぐことができるのと、不要なムービーをスキップすることができるので、比較的サクッと終わります。

真・女神転生Vは「創世の女神篇」Vengenceで「復讐の女神篇」が追加され、復讐の女神篇の方がストーリー性が分かりやすいと良く言われているようですが、個人的にはどちらも面白いと感じました。

真・女神転生V Vengenceをプレイしてみて

真・女神転生V Vengenceをプレイしてみて、最初はペルソナと比べて真・女神転生はダークファンタジーという話を聞いていたので、正直楽しめるかどうか不安でした。

東京の土地が変貌してしまい悪魔に占拠されている世界観となっていて、人と話すではなく悪魔と話すという違いがあります。そして、悪魔にも性格がありゲームプレイをしていて悪魔のキャラクター性におもしろさを感じつつ、世界観も自然と面白いと感じられる作品となっていました。ペルソナは対人の個性を楽しむスタイルですが、真・女神転生は悪魔の個性を楽しむスタイルと言うイメージですね。

そして、真・女神転生を始めるのであれば、真・女神転生V Vengenceから始めるのが確実におすすめと言っても過言ではないと思います。というのも、真・女神転生V Vengenceをプレイした後に、真・女神転生III NOCTURNEをプレイしましたが比較して真・女神転生V Vengenceのほうがプレイフィールが最近だったら当たり前に搭載されている機能がついて居るので、プレイしていてストレスがない状態で楽しめると思います。

真・女神転生V Vengenceの戦闘について

真・女神転生V Vengenceの戦闘スタイルは、ペルソナとは異なりプレスターンバトル式となっています。簡単に解説すると、敵の弱点属性を突くと攻撃回数が1回増えて、逆に耐性属性を突くと攻撃回数が1回減るというシステムです。この作りがとても面白く、このプレスターンバトルのシステムを上手く戦略として組み立てていくことで戦略性の高いバトルシステムを楽しむことができます。

ペルソナを含めて多くのRPGゲームはターン制を採用していて、多くの人が経験していると思いますが、ターン制+プレスターン制が組み合わさることでRPG好きには刺さる内容になっているのではないかと思います。

また、ペルソナと同様に悪魔を仲間にすることができるのですが、ペルソナはキャラクター+ペルソナの1セットに対して、真・女神転生V Vengenceは主人公+悪魔3体で戦闘をすることになり、途中で悪魔を切り替えることも可能です。そして、低級悪魔から魔王クラスの悪魔まで居て、悪魔を合成を行い強力な悪魔を手に入れることで、更に戦闘が有利になり楽しさも増えるという特徴もあります。

真・女神転生V Vengenceのストーリーについて

真・女神転生V Vengenceのストーリーは先にもお伝えしましたが、普通の学生生活を送っていた主人公が偶然もう一つの世界ダアト(悪魔に占拠された東京)に紛れ込んでしまい、悪魔 vs 神の覇権争いに参加しダアト+現世の東京の行く末を決める道を歩んでいくというストーリーとなっています。

ペルソナと比較するとポップで問題を解決していくという世界観に比較して、真・女神転生V Vengenceは世界の有様を左右する重要な決定を悪魔と神を交えながら進めていくという世界観です。

ちなみに、この悪魔世界に入るのは主人公だけではなく、同じ高校に通っている生徒も悪魔世界に入る事となり、悪魔世界と現世世界と行き来する管理期間の一員たちと攻略を進めていきます。ポップな日常こそないものの人間とも一緒にストーリーを進めていくので、悪魔と神のみと会話をしてストーリーを進めていくわけではないので、その点については安心してもらえたらと思います。

真・女神転生V Vengenceのちょっと違和感を覚えたところ

真・女神転生V Vengenceで違和感を覚えたところは、正直そんなにありませんでした。しかし、やっぱりペルソナと比較したときに、好き嫌いは凄く分かれるゲームなのかなと思いました。ゲームシステムや世界観はとてもおもしろく、世界描写やグラフィックについても正直申し分ないです。ただ、キャラクターのイラストにクセが強すぎてプレイする前から面食らってやらない人が多いのではないかなと思いました。

例えば、僕は真・女神転生V Vengenceをプレイする前にいかのような印象を抱いてました。

プレイ前の印象

なんで主人公の前髪は中央で左右全く違うスタイルなのか
なんで主人公は男なのに、悪魔になった途端長髪になるのか
なんで主人公の学校の制服は桔梗柄なのか
なんで主人公の下まつ毛はあんなに主張が強いのか
なんで主人公が悪魔化したときにトランスフォーマーのような見た目なのか

きっと同じような印象を抱いていて、手に取れない人は多いはず。ただ、実際にこれらの多くの違和感を持っていた自分が真・女神転生V Vengenceをプレイして、最終的には真・女神転生シリーズを好きになり、始める前に抱いていた違和感はごっそりなくなっていました。

プレイし始めるまでのハードルは高いですが、実際にプレイしてしまえば真・女神転生の魅力に気付けるのかなと思います。

世間的な評価とデータ分析結果

それでは、世間的に真・女神転生V Vengenceの評価がどのような評価となっているのかを見ていきましょう。

目次構成

  1. データから見る真・女神転生V Vengenceの評価割合
  2. 真・女神転生V Vengenceの低評価意見
  3. 真・女神転生V Vengenceの高評価・中立意見

データから見る真・女神転生V Vengenceの評価割合

真・女神転生V Vengence 賛否グラフ

真・女神転生V Vengence

  • 高評価:47.2%
  • 中立:36.7%
  • 低評価:16.1%

何となく予想していたパーセンテージが出てきましたね(笑)

真・女神転生自体が好き嫌い分かれる作品であるという点+真・女神転生が好きな人たちでも賛否が分かれるため、高評価と中立は同じくらいの割合なんじゃないかと思っていたのですが、やはりそうでした。

ただ、注目するべき点は低評価部分で割合としては多くない点を見ると、中立が1/3を占めているものの、全体的な評価としては面白いと感じている人が多いのではないかという事実が見て取れますね。

真・女神転生V Vengenceの低評価意見

低評価としては以下の意見がありました。

キャラクターの掘り下げ不足と、極めて淡白なストーリー

最も多く見られた不満点です。ペルソナシリーズや過去のメガテン(特にⅣやⅣF)と比較して、主要キャラクターへの感情移入がしづらく、「キャラの深掘りがないままストーリーが進行する」「あっさりしすぎている」という意見が集中しています。ただ、古参ファンからは「メガテンは昔からこういう思想ベースのゲームだ」という擁護意見もあり、プレイヤー層によって賛否が真っ二つに分かれています。

たしかにそうですね。先述しましたが、主人公に対して感情移入するというようなストーリー展開ではなく、主人公にフォーカスが当てられているというよりかは、世界にフォーカスが当てられているという認識を持ったほうが良いと思います。そして、ペルソナとメガテンシリーズとの決定的な違いである部分でもあります。


高低差が複雑で、視認性が悪く酔いやすいマップ探索

ダアト(フィールド)の探索において、マップの高低差が激しいにもかかわらず、ミニマップでの現在地や進行可能ルートが非常に分かりにくい点がストレスとして多く挙げられています。また、画面酔いをしてしまうという声や、特定ダンジョン(魔王城など)のギミックに対する強い不満も目立ちます。

ミニマップや進行可能ルートが分かり辛いというのは、個人的には感じる部分は無かったですね。そして、画面酔いするということもありませんでした。確かにR2トリガーでダッシュすることができ、なおかつカメラ速度の早さを高速にすると画面酔いの原因になるのかなとも思います。しかし、それに関しては設定値によって解決できる部分でもあるので、同じような意見を持っている方は少ない、もしくは3Dゲームでスピード感の高いもの(アーマード・コアやアクション系)が苦手な人で三半規管が弱い方は真・女神転生V Vengenceに限らず画面酔いするのではないかなと思いました。


難易度バランスとDLCへの依存感(特に無印版)

無印版プレイ時の不満として「レベル補正」が強すぎたため、効率よくレベル上げをするためのDLC(御魂神楽)を購入しないと進行が厳しく感じられた、というバランス面への指摘があります。一方で、DLCを使うと一気にヌルゲーになってしまうため、課金によるゲームバランスの崩壊を嘆く声も散見されました(※この点はVengeanceで一部改善されています)。

これについては確かにという感じですね。自分自身、途中から御魂神楽のDLCを購入してレベリングなどをしていましたが、DLCがあったほうが快適度は増すなと思いました。そして、ヌルゲー化もするなと。ただ、真・女神転生V Vengence自体難しさが高いということもあり、ノーマルモードでプレイしていたとしても的によっては秒殺されることも珍しくありません。

そこが楽しさであり、良い難しさであるのですが、その難しさを緩和させるためにDLCを購入すると丁度良いバランスになるのかなという印象でした。

真・女神転生V Vengenceの高評価・中立意見

高評価・中立意見としては以下のような意見がありました。

歯ごたえ抜群の戦闘システムと、無限に遊べる悪魔育成

シリーズ恒例の「プレスターンバトル」によるシビアでスリリングな戦闘が圧倒的な支持を得ています。また、写せ身によるスキル継承や逆引き全書合体など、自分の好きな悪魔(仲魔)を自由に、かつ奥深く育て上げられる育成システムが「時間を忘れてのめり込む」と絶賛されています。

もはや、真・女神転生シリーズの醍醐味と言っても良いであろう、プレスターンバトルが楽しいと思っている人はやっぱり多いみたいですね。プラスして主人公にスキル付与が出来るようになっていて、写せ身という存在を見つけると、その写せ身ごとに異なったスキルを習得することができます。そして、悪魔は逆引き全書合体という辞書のような悪魔ラインナップの中から好きな悪魔を召喚することができます。

その悪魔は一度出会っているか、もしくは特殊な組み合わせでしか入手できません。そして、悪魔同士を合体すると悪魔どおしでスキルを継承することができ、この組み合わせもプレスターンと同じくらい重要で楽しい要素ですね。


「Vengeance」での劇的なシステム改善と遊びやすさの向上

無印(オリジナル版)からの完全版である「Vengeance」での追加要素・改善点が非常に高く評価されています。「フィールド上どこでもセーブ可能」になった点や、前作で不評だった「強すぎるレベル補正」の緩和など、プレイヤーのストレスを無くす神機能が追加されたことで、RPGとしての完成度が飛躍的に上がったという声が多数あります。

こちらは、真・女神転生IIIをVの後にやった経験から、凄く分かる意見でした。IIIは決まった場所でしかセーブすることが出来ず、ダッシュすることもできません。そのため、移動は小走りが基本でボタンを押すと歩きに変わります。また、カメラ移動についてもVの方が360度スムーズに回転して回りをチェックすることができるため、真・女神転生IIIは真・女神転生IIIの良さがありましたが操作面で言うと少し操作のしづらさが目立ちました。

そういった点が改善されて、プレイヤーのストレスが緩和されたことに対して高く評価されているのかもしれないですね。


高クオリティな3D悪魔のグラフィックと魅力的な新スキル

美麗なグラフィックで「ぬるぬる動く」3D悪魔の描写が好評です。特に「Vengeance」から追加された新悪魔や、固有スキルの演出(ナホビホ、コノハナサクヤ、アグラトなど)への評価が高く、悪魔を愛でる楽しさやパーティー編成の戦略性がさらに増したという声が多く見られます。

ここで注意が必要なのは、この表現で言う”綺麗なグラフィックで”というのは、いわゆる最近はやりのオープンワールドのような超リアルな描写ということではありません。あくまで真・女神転生シリーズで描かれる世界観が綺麗な3Dグラフィックで表現されていて、イラスト感・レトロ感が無いという点についての表現という意味です。

しかし、砂漠の表現やバトル内で出されるスキルエフェクト、ムービーシーンになった時の3Dグラフィックはアニメや他のゲームでは味わえない、真・女神転生ならではの表現を体験することができ、より世界観に対して没入感が深まる感覚を味わえます。

個人的には復讐の女神篇のカディシュトゥの敵キャラが出てくるシーンが全部好きでしたね。

真・女神転生V Vengenceはシリーズ内でも賛否は分かれるが、面白いゲームなのは否定しようがない

今回は真・女神転生V Vengenceのレビューをしてみましたが、いかがだったでしょうか。

記事内でも書きましたが、正直ペルソナを始めてプレイするときと比較にならないくらい購入するのに抵抗感はめっちゃありました。作画がね...やっぱり始めるまでは苦手だったんですよね。ただ、その苦手意識もゲームをプレイして、世界観を理解して、ゲームとしての面白さを分かって来てからは逆に真・女神転生の良さとして受け入れている自分が居ました。

今では次の真・女神転生VIが発売されるのが待ち遠しいくらいには好きになることが出来ました(笑)

きっとRPGが好きで、育成を好んで行える人であれば楽しめるゲームになること間違いなしだと思うので、少しだけ勇気を出してやってみては良いんじゃないかなと思います。

真・女神転生V Vengenceに興味を持たれた方へ

真・女神転生V Vengenceが対応しているプラットフォームは、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC (Steam/Epic Games Store)となっています。もし、現在PS5を所有していない方はPS5を購入する必要があるかと思いますが、購入するのであれば2026年4月2日からの値上げの影響からデジタル版+ディスクドライブの組み合わせで購入することをおすすめします。(値上げが無ければディスクドライブ搭載版がおすすめだったんですけどね...。)

なぜ、デジタル版+ディスクドライブと真・女神転生V Vengenceのパッケージ版がおすすめかというと、ゲームを購入するときの費用を抑えることができるからです。

例えば、人気作だった場合はデジタル版でも値下げされることはほぼなく、だいたい定価でPS Storeから購入できる状態になっています。しかし、パッケージ版については、デジタルエディションを購入するよりも安い金額でソフトを購入することが可能です。個人的には同じもので安く買えるのであれば費用は安く抑えたい派なので、より安価でより良い名作を数多くプレイするためにも、この組み合わせが最強だと思っています。

将来的に出てくるゲームもディスク版のほうが、デジタルエディションよりも安く買えますし、長期的に見て安上がりなのは間違いないです。また、昔さながらの「ゲームソフトを購入して、ソフトがどんどん増えていく楽しみを再度体感できる」というのも、個人的には懐かしい気持ちになりつつ、コレクションの一つとして楽しめるという側面もあるのもおすすめポイントですね。

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